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2017.02.17 Friday

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2016.08.13 Saturday

次は純札の予定

 

 財布には昔ながらの名前がある。

 

次回作る予定は「純札」(じゅんさつ)

 

今の言い方だと「小銭入れ無しの二つ折り財布」

 

昔のほうがシンプルで良い名前のように思う。

 

 

ちなみに財布のパーツ一つ一つにも名前がある。

 

外側からざっくり言うと

 

「表判」「中一」「有」「見附」「上段」

 

自分が作る純札がいくつのパーツから出来ているか改めて数えてみた、

 

合計28枚、これに全部名前があります。

 

 

 

 

 

なぜ全部に名前があるのかというと、

 

理由は簡単。

 

一般的な職人さんの仕事というのは革の裁断や製材(革漉き)はしません。

 

その後の工程、パーツ組み合わせ、縫製、仕上げが仕事です。

 

その時に何らかのパーツが足りなかったとき、

 

親方に報告して手配してもらわないといけない為

 

共通言語が必要だから。

 

電話で「あの〜 右の上の〜 奥から二番目の〜 」と言っても良くわかんない。

 

もっと言うと、親方、裁断屋さん、革漉き屋さん、職人さん、

 

の分業制なので4者の共通言語が必要なんです。

 

 

 

 

んで、muichigaの製品はこの28パーツ全て革で作ってる。

 

一般的に百貨店や高級セレクトショップにならんでる製品をぜひ手にとって見てみて。

 

見方は札室の中とカード段の裏側。

 

かなりの確立で布が使われている。

 

 

 

もっと踏み込んだ見方をばらしてしまうと。

 

布を使ってるならまだ良い方で、

 

革の裏面(床面、スウェードっぽい)をノリで毛羽立ちを押さえただけの物も多い。


財布の値段の付け方って分かりにくいと思うけど、


「表裏共に総革」

 

「表は革で裏の見えないとこは布」

 

「布は使ってないけど床面丸出し」

 

まず材料だけで3パターンに別れる。

 

材料代だけで大きく差が付く、

 

さらに手間も全く正比例するのでこれが一つの分かりやすい見方。

 

クオリティの高い財布はまず床面が見えることは無い。

 

 

 

 

 

実際に表裏共に総革で作った場合、革自体をかなり薄くしながら作る。


牛革は元々3mmから5mmくらいの厚さがある。

 

財布の場合、一番薄いとこで0.3mmくらいに薄くする。

 

例えば3mmの厚さから0.3mmの革を取った場合、残りの2.7mmはゴミ。

 

革というのは表層面(ぎん面)以外はただのゴミになってしまう。

 

大きな工場は床面(表層を取った残り)はお金を出して捨てている。


そんな理由もありながら、一般的には革製品の裏には革を使わないことが多々ある。

 

 

 

ちなみに0.3ミリにした革はこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

今回作る純札で一番厚いとこでも0.9mm

 

 

 

 

 

これちなみに水染めのコードバン、ネイビー。(次回はコードバン、ゴート、ピッグで作ります)

 

 

 

 

 

 

なぜ裏まで革を使うかというと長年使うと明確な差が出てきます。


「革自体のコシが抜けてしまう」


単純に言うと新品の時点では張りがあって硬いのに、すぐフニャフニャし始める。

(最初から柔らかく作ってるものは別として)

 

革自体を分厚いまま作ればそんなことにはならないけど、

 

限られたファッションの人の尻ポケット限定仕様になる。

 

 

 

 

そんな理由から「総革」でハイクオリティなものを目指している。

 

 

また今回もごちゃごちゃ言っとりますが、

 

 

「財布出来あがったら買ってね失恋

 

 

と言いたかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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