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2019.10.15 Tuesday

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2019.08.05 Monday

スティングレイ ガルーシャについて語ります。

JUGEMテーマ:レザークラフト

 

 

エイ革、スティングレイ、ガルーシャ、と呼び名は色々ありますが、

魚種で言う所のアカエイの革です。

 

このガルーシャ、革の特性でもある石と呼ばれるビーズ状の粒のせいで扱い方がかなり困難です。

 

 

muichigaでは10年以上この革を扱っています。

この革の扱い方としてベストな方法を思いついてから

今でも変わらず作り続けている作り方があります。

 

今のところ自分以外では誰もやっていない作り方を

誰もほめてくれないので自画自賛しながらご紹介します。

 

このガルーシャ、何も工夫せずに縫っていくとこんな感じになります。

(今回見本は糸の縫い目が分かりやすいように黄色の糸を使ってます。)

 

 

糸の色さえ合わせれば目立たないのでこの状態で売ってる場合もあります。

実は見た目は悪いけど、この後に紹介する作り方より耐久性は高いです。

ただ石の上に糸が乗っている状態なので糸の耐擦過性は低くなります。

 

スティングレイレザー、ガルーシャはタイのお土産物としてかなり安価で流通しています。

タイから財布を輸入して販売しているネットショップは多く見かけます。

タイ製の特徴として多く見られる作り方があります。

量産に向き、縫い目のがたつきを目立たず処理できる方法。

昔の日本のお土産物にもよく見られた作り方。

「玉取り」

 

 

日本のお土産物では縁を金色にしたり、アクセント的に使われていました。

ガルーシャの場合、縫い目のがたつきを隠すという意味があります。

出来れば革、縁、糸を全て同色にすると、綺麗に見えます。

特に表ガルーシャ側はステッチが見えないので買った人もステッチを意識せずに済みます。

 

「玉取り」は、表の糸が見えず裏の糸のみ見える方法。

もう一つ似た方法で表、裏、共に糸が見えるけど、

直接縫うよりもがたつきが少なくなる方法が

「乗せ縁」

 

 

先ほどの玉取りよりのように二度縫いする必要はなくなるけど、少し難易度が上がります。

ただ矢印のように針の刺さりどころが悪いとステッチが急に乱れたりします。

これもすべての色を合わせることにより粗を目立たなく出来ます。

 

他に時々見る作り方として、

「もう針で縫うのは諦めた!」と言わんばかりの篝縫い

 

 

 

以上の牛革でまとめる「玉取り」「乗せ縁」「篝縫い」の3パターンが多い。

 

実はこの作り方だとガルーシャの意味がまるでない。

エイ革は耐久性の高さから100年以上持つと言われ、

実際に、最古のサメ革の柄巻は正倉院から見つかっている。

ちなみに刀剣でいうところのサメ革はイコール、エイ革のこと。

 

上記の作り方だとエイがどれだけ強くても、縁の牛革が数年で擦り切れる。

 

財布の耐久性はコバ、(財布の縁の処理で決まる)

「玉取り」「乗せ縁」共に0.4mm〜0.6mm程度に薄くしてから巻き付ける。

革が厚いと上手くできないのでペラペラに薄くして作る。

特にヌメ革なんかでやったら、すぐに擦り切れる。

「篝縫い」も同様、革は少し厚くできるけど、

エイ革の耐久性と比べると先に切れるのは明らか。

 

 

と、長い前置きはここまでにしてmuichigaでのガルーシャの縫い方。

 

 

 

そう、やっぱり一番の耐久性を誇るのは

「切り目」

縫い目が蛇行しないよう処理をしています。

コバはやっぱ断面じゃないとダメ、壊れる可能性のある余計なパーツが無い、

もしコバ(断面)になんらかのダメージが出来ればヤスリで削って磨けば復活!

糸が石の上に載ってないので糸切れもしづらい。

 

ちなみにコバ処理前の裁断面

一番多い重なり部分は10枚くらいになります。

 

ついでに最近のスティングレイはざっくりポリッシュした後、ラッカーを吹き付けているので、

muichigaでは革を仕入れてから再ポリッシュし直してます。

 

右が元の状態で左が再ポリッシュ後

 

どこかの掲示板に

「たしかにスティングレイの財布は全然傷が付かないけど、縁の牛革が切れるからダメ」

みたいなことが書いてたけど、、、

 

おっっっっっしゃるとーーーり!

 

買って使ってみたことがあれば分かるはずなんだけどなー

 

だから十年前から「切り目」で作ってるんだけどなー

 

でもその人もう二度とスティングレイの財布は買わねぇだろうなー

 

ちなみに縁の牛革切れたら修理かなり難しいと思う、

出来なくはないけど針穴探せないからグチャグチャになりそう。

 

ってことで暇なときにでもウチの商品見てください。

まだ在庫切れからアップしてないけど、近日補充します。

 

こっちこっち

 

 

先日、子供が夏休みなのでカリンバを作った。

ワークショップ用にキットを自分で制作したもの。

スタートは11時から、夕方6時まで集中して作っていた。

こんなに長時間集中しているところ初めて見た。

楽しかったぽい。

息子の表情が楽しさを語ってます。

 


 

 

 

 

2019.10.15 Tuesday

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