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2016.08.23 Tuesday

20年ぶりに見てみた

前にも書いたことがあるけど、モノを作るのは簡単だ、

 

好きなことやってるだけだから、ほっといてもどんどん作ってしまう。

 

難しいのは売ること。

 

もっと言うと「どうやって作り続けていくか」は、

 

ものづくりをする人にとって重要なテーマだと思う。


「趣味」

「副業」

「生業」

 

一番難しいけど、誰もが目指すのは生業だと思う。

 

スタイルさえ気にしなければ割と道はあるけど、

 

どういう形での生業かというのが自分にとっては最重要。

 

 

 

 

東京から福岡に戻って来るとき、どういう形でいくか色々考えた。

 

とりあえず新たに借りる物件が決まったとき、

 

最初に考えたのは30坪もあるから「工房兼ギャラリーカフェ」

 

なんと良いアイデアだ、と思ったがカフェを運営する適任者が身内にいないので断念。

 

そこで思いついたのが「工芸産直市場 手光」だった。

 

この企画、成功にはまだまだ程遠いが、毎月開催して次回で22回目だ。

 

 

 

 

工芸産直市場の仲間が最近同時期に2名「工房兼カフェ」を立ち上げようと画策中。

 

内容は自分で作った家具をカフェの什器や備品として使用する。

 

家具を実際使ってもらい、気に入ってもらえたら家具の注文も可能。

 

革製品の場合はショーケースに並べるが家具の場合実際に使えるのが魅力だ。

 

 

 

 

 

 

 

話は変わって、20年前にアウトドアショップの店員をやっていた、

 

今の体型からは想像もできないが、昔はマウンテンバイク肩に担いで山に登って

 

ダウンヒルをするようなやつだった。

 

当時働いていたショップでバードカービングを教える教室があった。

 

「なんで鳥ばっか彫るん?」

 

と思っていたが、その先生が個展をするというので行ってみた。

 

そこで初めて「彫刻」というものに触れた気がする。

 

ちなみにその場に鳥の彫刻は無く、

 

「生命」がテーマの作品展だった。

 

なかなかカルチャーショックだったように思う。

 

 

 

 

20年後、

 

自分が革製品だけではなく、「木」を扱い始めたことでよく思い出すようになった。

 

「上妻さん、熊本県玉名郡の人、彫刻家、」

 

ネットで調べたら、いとも簡単に見つかった。


http://kozuma.free.fr/open.html

 

「おー、スゲー、ビッグな人のHPっぽい 」

 

と思いながら、さらに検索するとカフェをやっているっぽい。

 

 

 

んで先日行ってきた。

 

KINON  cafe & arts

 

 

 

 

 


スゲー、本物の古民家だった。建物の説明文読むと「明和2年」最初見たとき

 

「昭和2年かぁ、なかなかに古いなぁ」と思ってたら全然違った。

 

1765年、明和2年!!  251年前!!!

 

おぉぉぉ〜、 後で聞いたら移築費用だけで数千万円かけた本物のやつみたい。

 

店内入るとこんな感じ

 

 

 

 

 

もちろんテーブルもイスも作品、家具というより彫刻作品といった感じ。

 

 

 

 

 

 

特に座卓がかっこよかった、

 

 

 

もちろんテーブルもイスも作品、家具というより彫刻作品といった感じ。

 

 

自分が知ってる有名な木工作家の誰とも似ていない。


しかも20年前からこの作風この雰囲気だった。


この凄さは職人や作家が見た方が良く分かる気がする。

 


店内にはいたるところに作品がある


レリーフ


オブジェ


モビール


立体作品

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


興味津々で店内を見回していたところランチが出てきた。

 

 

 

 

おぉぉー 器も木で出来ている。


料理もこだわってたなぁ〜、

 

ランチはもちろん、コーヒーまで美味かった。


動物性のものは少なめな印象で女子が喜びそうなランチセット。


人気の玄米スコーンは蓋を取るみたいにパカッと割れてバターを塗るんだけど、


そのバターナイフがあんた、これよ!

 


 

 

 

 

 

 

品名「テタール」

 

 

気が利いてるねぇーー


これを見た木工家の人は思ったはず


「あ、パクろ!」


残念でしたー、すでに意匠登録済みなんで、

 

ソッコーで訴えられまーーーす。

 

 

 

このカフェを運営している奥さんと娘さんと20年前の話をしながら食事をした。

 

午後から保育園での造形指導を終えて上妻さんがカフェにやってくるらしい。

 

近隣をウロチョロした後、お店に戻ると上妻さんがいた。

 

20年ぶりに会った、

 

スゲー、1ミリも変わってない、

 

あいかわらず濃いめの熊本弁、

 

色々お話させてもらった。

 

作品の写真だけ見るとどんな繊細な人かと想像しそうですが、

 

普通のおいちゃんです。
 

 

 

 

また行こうかと思うけど、高速代がそこそこなんで誰か乗り合わせでいきましょー。

 

 

KINON cafe & arts

 

 

現地は「肥後古民家村」 っつって色々遊べるよ。

 

 

 

熊本県玉名郡和水町、

 

 

PVお洒落すぎやろっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.08.13 Saturday

次は純札の予定

 

 財布には昔ながらの名前がある。

 

次回作る予定は「純札」(じゅんさつ)

 

今の言い方だと「小銭入れ無しの二つ折り財布」

 

昔のほうがシンプルで良い名前のように思う。

 

 

ちなみに財布のパーツ一つ一つにも名前がある。

 

外側からざっくり言うと

 

「表判」「中一」「有」「見附」「上段」

 

自分が作る純札がいくつのパーツから出来ているか改めて数えてみた、

 

合計28枚、これに全部名前があります。

 

 

 

 

 

なぜ全部に名前があるのかというと、

 

理由は簡単。

 

一般的な職人さんの仕事というのは革の裁断や製材(革漉き)はしません。

 

その後の工程、パーツ組み合わせ、縫製、仕上げが仕事です。

 

その時に何らかのパーツが足りなかったとき、

 

親方に報告して手配してもらわないといけない為

 

共通言語が必要だから。

 

電話で「あの〜 右の上の〜 奥から二番目の〜 」と言っても良くわかんない。

 

もっと言うと、親方、裁断屋さん、革漉き屋さん、職人さん、

 

の分業制なので4者の共通言語が必要なんです。

 

 

 

 

んで、muichigaの製品はこの28パーツ全て革で作ってる。

 

一般的に百貨店や高級セレクトショップにならんでる製品をぜひ手にとって見てみて。

 

見方は札室の中とカード段の裏側。

 

かなりの確立で布が使われている。

 

 

 

もっと踏み込んだ見方をばらしてしまうと。

 

布を使ってるならまだ良い方で、

 

革の裏面(床面、スウェードっぽい)をノリで毛羽立ちを押さえただけの物も多い。


財布の値段の付け方って分かりにくいと思うけど、


「表裏共に総革」

 

「表は革で裏の見えないとこは布」

 

「布は使ってないけど床面丸出し」

 

まず材料だけで3パターンに別れる。

 

材料代だけで大きく差が付く、

 

さらに手間も全く正比例するのでこれが一つの分かりやすい見方。

 

クオリティの高い財布はまず床面が見えることは無い。

 

 

 

 

 

実際に表裏共に総革で作った場合、革自体をかなり薄くしながら作る。


牛革は元々3mmから5mmくらいの厚さがある。

 

財布の場合、一番薄いとこで0.3mmくらいに薄くする。

 

例えば3mmの厚さから0.3mmの革を取った場合、残りの2.7mmはゴミ。

 

革というのは表層面(ぎん面)以外はただのゴミになってしまう。

 

大きな工場は床面(表層を取った残り)はお金を出して捨てている。


そんな理由もありながら、一般的には革製品の裏には革を使わないことが多々ある。

 

 

 

ちなみに0.3ミリにした革はこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

今回作る純札で一番厚いとこでも0.9mm

 

 

 

 

 

これちなみに水染めのコードバン、ネイビー。(次回はコードバン、ゴート、ピッグで作ります)

 

 

 

 

 

 

なぜ裏まで革を使うかというと長年使うと明確な差が出てきます。


「革自体のコシが抜けてしまう」


単純に言うと新品の時点では張りがあって硬いのに、すぐフニャフニャし始める。

(最初から柔らかく作ってるものは別として)

 

革自体を分厚いまま作ればそんなことにはならないけど、

 

限られたファッションの人の尻ポケット限定仕様になる。

 

 

 

 

そんな理由から「総革」でハイクオリティなものを目指している。

 

 

また今回もごちゃごちゃ言っとりますが、

 

 

「財布出来あがったら買ってね失恋

 

 

と言いたかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.08.11 Thursday

久々に肉盛名刺入れを作った

ダイヤモンドパイソンの太い部分を使ってシステム手帳を作った。

 

ヘビの太い部分は中間部分だけで、頭付近と尻尾のほうは細くなっている。

 

その細い部分を使って名刺入れを作ることにした。

 

「肉盛り」という作り方。

 

熱した鏝を使いながら形を成型していく、

 

昔ながらのやり方。

 

 

 

 

 

 

ちなみにバッグ屋が言う「肉盛」と財布屋が言う「肉盛」は意味が違う。

 

バッグ屋の肉盛とは例えばバッグのベルトに芯を入れてモッコリさせること。

 

時々他社のホームページを見てるとよく混同して表記しているところがある。

 

そういうとこはだいだい下請けに出して作ってるので、よく分かってない。

 

 

 

 

この仕事をしてるとよく聞かれることがある、

 

「バッグやベルトや靴は作らないんですか?」

 

これちなみに全部違う職業です。

 

共通してるのは「革」ってだけす。

 

この質問は他の職業で言うなら、

 

大工さんに「家具作らないんですか?」

 

体育教師に「絵は教えないんですか?」

 

ヘビメタの人に「ゴスペルは歌わないんですか?」

 

って言ってるようなもんです。

 

 

 

 

 

 

 

以前自分用にバッグを作った。

 

バッグ作った後に財布を作るとびっくりするくらいヘタクソなものが出来上がってしまった。

 

寸法の取り方や手先の感覚がずれまくって、

 

とにかくコバが分厚い物が出来上がった。

 

初心者にありがちな失敗。

 

それ以来なるべくバッグは作ってない。

 

特に「革漉き」という作業に影響が出る気がする。

 

この「革漉き」といのは革をパーツを部分的薄くする作業のこと。

 

 

東京の下町には「革漉き屋」という職業もある。

 

自分が信頼している革漉き屋さんに手先の感覚がずれることを話したら、

 

「そりゃそうだよ、だからうちは財布(革小物)以外の革漉きはお断り。」

 

やっぱそっかと思ってそれ以来バッグはほとんど作らなくなった。

 

でも木工旋盤やっても手先に影響は無い。

 

全く違う作業だったら何の問題も無いみたい。

 

 

 

話を元に戻すとなかなかに良い名刺入れができたので買ってください。

 

まだ販売ページにアップしてないけど近日中に買えるようにしときます。

 

 

 

 

またなんかできあがったらアップします。

 

 

そういえば、時々メールや電話で「革製品はもう作ってないんですか?欲しいものがあるんですけど、」

 

とお問い合わせいただいた皆様、大変お待たせしておりますが、

 

なんだか最近やる気が出てきたので、どんどん作りたいと思います。

 

2ヶ月くらい前まで革製品つくるの飽きて、木ばっかりあつかっていましたが、

 

先月から革ばっかり扱っています!!!

 

 

 

 

 

 

ではまた、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.08.10 Wednesday

久々にシステム手帳作った。

自分の書いたブログを見返してみた。

 

元々ブログを始めたきっかけは革製品の情報発信だったが、

 

全く発信していない。というか発信するようなものをあまり作ってないことに気づいた。


んで久々に作ろうと思いたち、ダイヤモンドパイソンを仕入れた。


レッドパイソンは胴回りの太いのがいるけど、ダイヤモンドパイソンは幅の広いのが少ない。


何作るか決めないまま仕入れてみたら思った以上にふっといのが入荷したので、
いつかは作ろうと思ってたシステム手帳を作ることにした。

 

以前からシステム手帳を作る時、内側のデザインで悩む。

 

OEMの仕事をやってたときは、問屋の希望で内側にカード段を12枚分つくてみたり、

 

左下に身分証を入れる小窓作ったりしたけど、

 

だいたいそんなのいるーーー?

 

システム手帳の中にカード12枚入れるーーー?

 

システム手帳の内側の身分証誰に見せるーーー?

 

あ〜 落とした時ようね、、、 いやこんなでっかいの誰も落とさねーよー。

 

とボヤキながら型紙をひいてた。

 

 

んで今回は内側のデザインを大幅に変更、左右共に上下からのアオリ合わせ。

 

ペン挿しは自分で作ったペンが入るようにかなり太くした

 

 

 

 

アオリというのは通常三方縫うところを二方だけ縫い、出し入れをしやすくしたもの。

 

これでポケットよりも使いやすくなるけど、革というのは形の復元性が低い。

 

使っていくうちにアオリがベロベロになる。

 

そこをカバーするため中に芯材を入れる。

 

今回はセルロイドを使った。縫い目の1ミリ内側まできっちり入れる。

 

これで、挟んだ物が落ちる心配も無い。

 

 

 

 

ペン挿しも気を使って、差し込む時の抵抗を低くし、

 

一番弱いペン挿しの取り付け部を強くするためこの形状になった。

 

取り付け部分の革の中には補強テープも挟みこんでいる。

 

さらに、ペン挿しの入り口はボールペンのペンクリップが出し入れするたびにループ部のコバを傷めるので、

 

へり返し(革の縁を巻き込む)をすることで解決。この形状のへり返しはなかなかに難しかった。

 

 

 

 

最近は作るのが遅くなったかもしれない、

 

製品を作る際は数年後どういう状態になっているかを想定しながら作るが、

 

そこまで考えんでもいいやろっ!と自分でつっこみながらかなり先読みして不具合が出ないように先手を打っている。

 

 

 

 

自分は作ったものをいつまで使ってもらおうと思っているのだろうか、


よく買っていただいたお客さんに「大切に使わせてもらいます!」

 

と言っていただけます。ありがたいことですが、

 

どうか雑に使ってください。


例えば、ポケットに財布入れたまま海に入っちゃったとか、

 

泥酔してバッグ丸ごとどっかやっちゃったとか、


そしてまた新しいのを一個買ってください。

 

 

出来れば、毎年春に新しい財布を買ってください。

 

春に財布を買うと縁起が良く、お金が貯まります。


嘘です。

 

「春財布」と「張る財布」をかけたただのダジャレです。


「毛深い女」は「情け深い」と同程度のただのダジャレです。

 


まぁ色々とごちゃごちゃ言っておりますが、

 

 

是非買ってくださいということです。


ちなみに今回通常ではありえないくらい安く出してます!!!

 

 

 

 

 

 

明日は同じ革で作った名刺入れをアップしたいと思っとります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.04.14 Thursday

激レア 銘木ボールペン と ジャクルシー 財布


もう二度と入手出来ないだろうと思っていたジャクルシーレザー、

通称ワニトカゲ、

ワシントン条約で流通が規制されて何年経つんだろうか?



先日東京に仕入れに行ったとき、知人に紹介してもらった爬虫類皮革屋さんから情報をゲット。

その革屋さんの知り合いの革屋さんが代替わりして倉庫を整理した際、

手付かずの一角があったそう、

先代が残していたジャクルシーを発見!

ちょうど売り先を探していたらしく即購入!!


爬虫類皮革はあまりよくないものだと穴だらけだったり、傷が多かったり、

保存状態が悪いと手で引っ張っただけで避けてしまうものもあり、見極めが重要。

今回のものは超一級、革屋さんもこのグレードは今後お目にかかることはないねと。


で、早速作りました。

長財布


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かなり高額商品にも関わらず、以前作ったものは割りと早くに完売。

以前のものは内側にヌメ系のカーフやステアを使ってハリのある作りにしましたが今回は

内側をクロムなめしのディア(鹿革)とクロムなめしのカーフ(仔牛)

を使って製作、どちらもかなり柔らかく特にディアは高級手袋に使われる、フワフワの素材。



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ちなみに作る技術としてはクロム系の柔い革ほど扱いが難しく、ヌメ革のような硬い革ほど扱いやすい。

あとみんな割りと知らないのは、ヌメ革とクロム革では圧倒的にクロム革の方が強い!

作り方によっては気をつけないとヌメ革は簡単に裂けやすい。

財布の場合、0.1mmくらいに薄くすることがあるけど、

0.1mmの革はフルタン(タンニン100%)の場合、紙みたいにピリピリっと裂けます。


もちろんどっちを取っても一長一短。


今回は世界のトップブランドに倣ってクロムレザーを使用、

紫色のカーフはエル○スが使う、ドイツ ワインハイマー社の革。


ちなみにクロム革は経年変化をあまりしません、汚れや傷も付きにくく

綺麗な状態を保てます。

世界のトップブランドが使用する理由はこれです。




革を扱う人でも特性をあまり理解してない人が多いので敢えて力説してみました。

商品はこちら




さて、話は変わって次はレア木材の銘木ボールペン。


色々なレア材があるが、やっぱり国産で一番分かりやすいのが、「屋久杉」

先日仕入れた屋久杉を製材してボールペンをいくつか作った。

厚さ40mm 縦横400mmくらいの板材をばらした。

屋久杉と一口に言っても個体差が大きく、木取りの仕方によっても全然違うものが出来上がる。


その中から会心の1本が出来た。

髄(木の中心)に近い脂壷(脂分が固まった所)から





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四方に光明(屋久杉の部分的に光ると場所を「こうみょう」と言います)が入った奇跡の1本!!!


他の屋久杉ボールペンより倍以上の値段で店頭に並べてました。

個人的には倍以上でも安いくらい。

革と違って木の模様は不確定要素が大きいので、

狙っても出来ないことが偶然出来たりします。

このボールペン狙って木取りしたけど、狙った以上のものが出来た。

こういうのは正直売れなくても良いと思っている。

あまりに気に入ったので手元に置いときたくなる。

ショーケースに並んでるだけで満足する。



うちは工房兼ギャラリーになってるので気に入ったものがあればその場で買える。

市街化調整区域の田んぼの真ん中にあるギャラリーなだけあって、

来るお客さんの99%の人の感想は小声で「たかーい」

気持ちも十分に分かる、田んぼの真ん中で高級品を買う意識など持ちにくい。




東京に上京して最初に働いたのは港区青山、最寄の表参道駅まで歩いて2、3分。

あそこで売ってたら

「このショーケースに並んでるペン、全部ください」

くらい言われそうだけどな〜   

と、妄想してしまう。



話が逸れたが、昨日仕事の用事で来られた方がついでにギャラリー見たい、

とのことで見てもらった。


何の迷いもなく「これください」

と会心の1本を指した。

あまりに突然だったので思わず、

「こういうのもありますよ」

と20倍以上も金額差がある

革巻きのボールペン(1200円)を薦めてみるという訳の分からない接客をしてしまった。



結果、屋久杉のボールペンと革巻きのボールペンを両方買っていかれた。

あまりに気持ちよく買い物してくれたので、

ただでさえ値段的には安いと思っていた会心の1本をさらに安くして売ってしまった。


なんかこういうのって、職人あるあるじゃない?




まぁそんな高級品も普通に売ってる田んぼの真ん中にある

「工芸産直市場 手光」

をよろしくおねがいします。




_MG_6231.JPG



















 
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